プランテーションとエステート・コーヒーの良質の酸味、コクと繊細な香りと味は、世界中で最も素晴らしいグルメ・コーヒーとして広く認識され、プレミアムコーヒーとして高い評価を市場から受けています。
 しかし、パプア・ニューギニアの小規模生産者のコーヒーは、同じ自然環境の中で成育し、良質のコーヒーであると信じられているにも関わらず、エステート・コーヒーに対する評価基準―一貫した高品質基準―を勝ちとる迄には至っておりません。一日に僅かな数量のチェリーを処理する小規模生産者が多いと見做されている事は、不幸にして避けがたい事です。高品質のコーヒーを生産するのに時間を掛けている小規模生産者のコーヒーが他の低品質のコーヒーと混合されている事に品質管理の問題を抱えています。
 品質で販売する事に勝る物は無いと『コーヒー産業会社』は1980年代から品質向上継続プログラムを開始しました。生産者に対し、どの様にして最高品質のコーヒーを作るかの助言を用意する別の機関を設立する事から開始しました。これは、コーヒー豆のサイズと共に味覚面の特徴を反映する国の輸出規格の組み立ての修正を含むものです。この新しい規格は、生豆の色、臭い、焙き豆の外見と共に、味覚面の品質をも含むものです。このプログラムは、チェリー及びパーチメント・コーヒー各々に最低限の精選処理基準が設けられました。これらの品質規格の確立と、国連・ITC/ICOのグルメ・コーヒー・プロジェクトヘの参画の機会は、小規模生産者が独持の香り・味のプロフィルと、味覚面の持徴を合わせ備える高品質グルメコーヒーの製造に着手するきっかけとなりました。ヴィレッジ・プレミアム・モロベ・コーヒーは、プレミアム品質のものです。これは、モロベ地方のフィンシュハーフェンとワウ/プロロ地域の小規模ヴィレッジ・コーヒー生産者により生産されます。これらの地区は、かなりの遠隔地で、他からは隔離された地域ですが、多くのパプア・ニューギニアのコーヒーの導入のルーツは、この地域に遡ります。初期のプランテーション・コーヒーはワウやプロロの町の近郊から起こり、最初の小規模生産者によるコーヒー栽培はフィンシュハーフェン地区から起こりました。今日では3万5千の小規模農地がモロベ地方に在り、パプア・ニューギニアの総生産量の3%になります。この地域の生産者が栽培する品種は、総て素晴らしい味覚特性を持つ在来種で、ブルポン、ティピカ等です。これらのコーヒーは、海抜標高1,060m〜1,270mで栽培されます。パプア・ニューギニアの独持な、且つ自然環境の破壊されていない地域から生産される正に類い稀なコーヒーなのです。このヴィレッジ・プレミアム・コーヒーは、高い香りと素晴らしい酸味と、滑らかで豊なコクのバランスのとれたコーヒーです。



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